パニックから起こる症状の真相 



   会社・学校に出かけるのが恐い。 自転車・自動車・電車・バスが恐くて乗れない。そんな時、「心臓がドキドキする」、「息が早くなり苦しい」、「手足が震える」、「冷や汗がでる」などさまざまなからだの症状が出る。

   そして、こんなことがまた起こりそうで、突如強い不安感に襲われ、以前出来てた事ができなくなったり、家で引きこもるようになった。 この様に、予期しないパニック発作が繰り返し発生し、それらに対する予期不安が1か月以上続く場合、パニック障害の可能性がある。最初は1つの場所で起こっていたものが近づくだけで、そして似たような場面ででもとパニック障害の場面が増えていきくのである。

   パニック発作をガマンし適度な時間があると、予期不安により広場恐怖・外出恐怖・乗物恐怖となり、スパイラル的に不安や恐しさが大きくなりパニック障害へと進んでいく場合が多くある。パニック障害は、ある日突然、めまい、心悸亢進、呼吸困難といった自律神経の嵐のような症状とともに激しい不安が発作的に起こる病気である。医師の診断を受けても身体的にはどこも異常なところは発見されない。であるから、従来は、専門医からは不安神経症とかうつ病と診断されることが多く、一般医からは自律神経失調症、心身症、心臓神経症、過呼吸症候群、心室性頻脈、狭心症、メニエ-ル症候群、過敏性大腸炎、と診断されていることが多い状態である。

   1960年頃、米国のクラインという精神科医が、当時「不安・恐怖反応」と診断していた一群の患者にイミプラミンといううつ病の薬を投与したところ、10人中10人ともいわゆるパニック発作が消えてしまったのを観察した。これが研究の出発点となり、1980年に米国精神医学会の分類で「パニック障害」という病気としての概念が公にされた。であるから、パニック障害というのはある種の薬が著名に効果を現したことから他の病気から区別された病気である。 パニック障害は100人に1人ぐらいの割合で起こる病気である。欧米諸国では男性1人に対し女性が2人以上の割合で発症するといわれているが、日本では男女ほぼ同じくらいの割合で発症している。 発症年齢は男性では25歳から30歳位にピ-クがあり、女性では35歳前後の発病が最も多くみられている。

   治療には、心療内科や精神科でもらう薬物療法でおさまる部分があるので、病院・クリニックで薬を頂く。抗不安薬などは依存性があり、永くかかる場合には他の療法(心理療法・催眠療法)などと併用し、改善治療をした方が良いようである。
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