躁うつ病完治に向けてすべきこと


   気持ちが乗らないときは誰にでもある。
   どのくらい気分が乗らないかによるが、目の前の事をやろうと思ってもなかなか始められない、やり出しても、すぐ投げ出したいようでは、なかなか辛いであろう。物事を首尾よくこなすには、気分が良いに越したことはないであろうが、気分が良すぎてしまうと、それ特有の問題が生じてくるのである。

   躁うつ病の患者は、気分の上がり下がりが大きすぎる事が特徴的である、気分が良い時には、「楽観的になる」「口数が増す」「自信が増す」「活動的になる」「頭が冴える」といった事が起こる。こうした事は基本的には良い事だが、良い気分を通り越して、気分が良すぎる状態では、これらの事が深刻な問題を生じさせてしまうのである。
   例えば、楽観し過ぎて自信過剰になってしまえば、重大な判断ミス、例えば、自分の返済能力を超える、借金を軽い気持ちでしてしまうといった事が起きてしまうかもしれない。口数が増す状態を通りすぎてしまうと、話し出したら止まらなくなってしまう。また、頭が冴えた状態を通りこしてしまえば、頭の回転が空回りの状態になってしまい、次から次へ考えが湧くものの、一つの事に注意を向ける事ができなくなってしまうのである。

   こうした気分の良すぎる状態は「躁」と呼ばれ、他人から見れば、問題があるのは明らかであっても、本人はなかなか、自分の気分が問題を生じさせている事に気付きにくいものである。躁うつ病では、気分が大きく落ち込んだ状態では、うつ病と同様の症状ですが、「躁」の存在が、躁うつ病をうつ病と区別する、躁うつ病の特徴的な症状である。

   しかし一言に躁うつ病といってもさまざまな種類のものがある。
単極型うつ病…躁うつ病のなかでは最も多いタイプで、単純に「うつ病」という場合この単極型うつ病を指す。うつ状態だけが繰り返し現れるもので、不安・悲しみ・憂鬱などが一日中続き、集中力も低下して仕事にも支障が出る。これらの精神症状だけではなく睡眠障害・食欲不振・体の痛みなど各種の身体症状が現れ、病院で検査を受けても原因がはっきりしない。このうつ状態はたいてい数ヶ月続き、症状は朝方が重く夕方にかけて軽くなるのが特徴的である。重症の場合は自殺の危険がある。
単極型躁病…あまり多い病気ではないが、単極性うつ病とは逆に躁状態を繰り返す。気分が高揚して何でもできるような気分になり、次々に湧き出るアイディアを実現しようとする。しかしその一方集中力に欠け思考にまとまりがない傾向があるため、無計画にハイリスクな行動をしようとするのである。
双極型躁うつ病…躁状態とうつ状態が一定の期間ごとに入れ替わるもので、入れ替わりのパターンはさまざまである。
仮面うつ病…最近増えているタイプのうつ病で、目立った精神症状がないのに身体症状のみが現れるためこの名がある。すなわち、体のあちこちに不調を訴えるものの病院の検査では異常が見つからない場合などはこの病気が疑われる。心気症・自律神経失調症との関係が深い病気である。表面的にはうつ病であるこがわかりづらいために治療が遅れることがあり、時には自殺に至ってしまう可能性がある。 この他にも更年期・老年期に起こるうつ病などさまざまなタイプが存在する。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コンテンツ提供 by 介護の安心ガイド