摂食障害(拒食症・過食症)について知る 


   摂食障害という言葉は聞き慣れなくても、拒食症・過食症なら聞いたことがあるのではないだろうか?それらの総称である摂食障害は、食べることが楽しいと感じられなくなってしまう精神的な病気の一つである。

   特に若い人に多い摂食障害はストレス社会が生み出した病気といえるかもしれない。だが原因を知り、適切な治療をすれば必ず症状は回復する。摂食障害は、基本的には拒食症、過食症、特定不能の摂食障害など3つのタイプに分けられる。また、あらわれる症状もそれぞれ異なり、摂食障害によるやせすぎ、太りすぎは命にかかわる問題なので、原因を探ることが肝心になってくるのである。
   拒食症はとくに思春期の女の子がかかりやすい病気といわれている。症状としては食べ物を受けつけなくなって、体重がどんどん落ちていく。それにともなって身体にもいろいろと異変が起きる。ものを食べないということは脳に送るための栄養素もないことになる。そうなると思考力そのものが衰えてくる。さらに物事を柔軟に考えることができなくなるため、なにか一つのことへの「こだわり」が強くなるのである。

   拒食症とは反対に限度なく食べてしまうのが過食症である。一回に食べる量もハンパではない。過食症になると嘔吐(おうと)の回数がふえるため、また少し違った症状が出てくる。拒食症との繰り返しになることもあるのである。
   特定不能の摂食障害のなかで代表格ともなっている「むちゃ食い障害」については、どちらかといえば過食症の症状に似ている。

   摂食障害をもつ人は虫歯になりやすいと、聞いたことはないだろうか?嘔吐(おうと)の繰り返しで胃液がたくさん出て、それによって歯のエナメル質がとけてしまう。これはうがいや水分補給で少しは防ぐことができるが、あまりひどい場合は歯医者に行くことをすすめる。
   嘔吐したり、大量の下剤を使ったことが原因でひきつりや体に力が入らない、筋肉がマヒするなどの症状があらわれる。これは低カリウム血症とよばれるもので、果物やドライフルーツ、野菜を食べることで防ぐことができる。
   体重が減っているときは栄養不足とストレスなどによって生理不順になることがある。体重が少ないために起こるものであれば、体重がもどると生理もまた始まる。
   摂食障害をもつ人の多くは手の甲に「吐きだこ」といわれるものができている。吐くために指をのどに入れたとき、前歯に手の甲があたって皮膚がただれたものである。
   毛深くなるのも摂食障害の症状の一つである。やせると体温も下がってしまい、そうすると体が自らを守ろうとして、うぶ毛が濃くなるといわれている。
   これも嘔吐の繰り返しで、足や顔がむくむことがある。これは食事をしないためにタンパク質が不足して起こるものである。むくみを太ったと勘違いしてまたダイエットしようと思う人もいるので注意したいものである。
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