むちゃ食い障害が見られる人とは 


   ほとんどの人は時に食べ過ぎてしまうこともある。例えば、休日にいつもの2倍もご飯を食べてしまったり、映画を見ながらお菓子を食べ過ぎてしまったり。おなかが重くなって、数時間苦しむこともあるが、その後は通常に戻り、健康的な食生活を続けることが出来る。
   しかし、生涯にわたって、ずっと食べ過ぎてしまう人もいる。

   そういう障害をむちゃ食い障害という。むちゃ食い障害の人は暴食を続けてしまう自分自身に当惑し、恥じている人もいるが、なかなか食べ続けることをやめることが出来ないのである。

   むちゃ食い障害には、普通よりずっと早いスピードでたべること、満腹で気持ち悪くなるまで食べること、生理的な空腹を感じていない時に食べること、過食後に自己嫌悪感や罪悪感を持ったり、抑うつ的になること、などの特徴がある。
   過食症と異なるのは過食症が嘔吐や下剤使用など代償行為を行うのに対し、むちゃ食い障害ではそれがない点である。そのために過食症を患っている人と違い太っている人が多い。やや女性に多いと言われているが、拒食症や過食症と比べると男女比がそれほど大きくはないとされている。精神的合併症としては、大うつ病、パニック障害、物質使用障害、境界性人格障害などとの合併率が高い。

   むちゃ食い障害は最近になってその深刻さが注目され、定義には不確定な部分も多くあるため、どのくらいの人がむちゃ食い障害を発症しているかはわかっていない。男性よりも女性の方がわずかに発症する数が多いという報告もあり、大人でも子どもでも、むちゃ食い障害を発症する恐れがある。

   患者のほとんどは肥満者であり、むちゃ食い障害ではなく、肥満の治療を求めて受診することが多いと言われている。欧米での一般人口中での有病率は0.7~4%、拒食症よりははるかに多く、過食症より多いか同等の有病率があるとされている。あるいは肥満治療プログラム参加者では、約3割がむちゃ食い障害であるという報告がある。男女比は、2対3で女性に多いものの、拒食症、過食症と比べると、男女の差が少ないという特徴がある。
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