症状の無い障害~脚ブロック~


  症状は60歳以上の人では、完全右脚ブロックが5~6%の人に現れるが、ほとんどは無症状であり、肺へ血液を送り出す右心室と、全身に送り出す左心室の収縮のタイミングがほんの少しずれるのだが、右心室は左心室に比べ負担が軽く、少々タイミングがずれても問題が無い。

  もし診断を受けた場合は、右脚ブロックは冠状動脈硬化と関係する事があるため、念のため冠状動脈の異常がないかどうか、斜面を歩きながら血圧や心電図を測る「トレッド・ミル」のような運動負荷検査で確かめた方がいい。
  左脚ブロックは、左脚の障害により、左室に向う興奮が伝導されない状態である。
  このため、正常伝導で伝えられた右室からの興奮が、遅れて左室に伝わることになる。
  この場合、右室側から左室側に向けて遅れて興奮が伝わるため、胸部誘導の右側(V1, V2)で、その様子を眺めると、暫く遠ざかる興奮を見ることになり、深くて幅の広いS波が描かれる。

  一方の、左側(V5, V6)で見ると、近づく興奮を長く見続けることになるため、幅の広いR波が記録される。
  基礎疾患に心筋梗塞を有する場合、左脚ブロックの出現は広範囲の心筋障害を示すことが多い。
  脚ブロックは、心電図検査により診断でき、どの種類の脚ブロックも、特徴的なパターンを示す。普通、治療の必要は無い。だが、第2度の心ブロックがみられるようなことがある場合、第3度の心ブロックのリスクが高い場合には、第3度の心ブロックが起きても心拍を維持できるように人工ペースメーカーを埋めこむこともある。

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