マリファナが人体へ与える怖い影響

マリファナ (乾燥大麻)は、アサの花・茎・葉を乾燥させたものである。それを細かく切り刻むことによって、調理または燃やすなどして発生した煙を吸引する。このように使用する薬理作用のある植物であり、嗜好品や医療薬として用いられている。
マリファナはメキシコ・スペイン語で「安い煙草」を表している。これは大麻における繁殖力があるためである。
つまり野草であるために安価に入手可能となっているのだ。メキシコでこの呼称が一般的なのと同時に、やがて世界中にマリファナという呼称が定着することとなる。
日本においても医療薬としては、大麻は使われている。
多くの国において大麻使用は違法であることはいうまでもない。また患者が医師に大麻使用を告白することは非常に少ないケースとなっているようだ。
大麻による影響がみられる症例数というものは、本当にごく一部といっても過言ではなく、常に過小評価されていると思って間違いはないだろう。
大麻の急性中毒の一部の重篤な症状は世間一般でも認知されていることだろう。
それらがどんな頻度で起こっているかについて、知見が乏しいことを意味する。大麻は低用量・中用量では交感神経系が優位になり、頻脈、心拍出量増加、血圧増加を起こす。
高用量では逆に副交感神経系が優位となり、徐脈と血圧低下をはじめとして、虚血性心疾患を起こし、わずかな労作であっても狭心症症状を示す頻度が増えるといわれている。
当然、この状態は危険であり、不意の事故などにもつながりかねない。
正常な心臓であっても、血管攣縮による心筋梗塞の原因になることもあり、大麻使用直後に、一過性脳虚血発作や脳卒中を起こしたといったケースも存在する。これは単純に大麻を取り締まる大きな理由であって、大麻を使うと他のドラッグも併用し、他の薬物への入り口へと繋がるようだ。
近年、欧米の政府機関により、この理論についての再考察が盛んに行われているとのこと。 大麻の離脱症状は、アルコールやオピオイドと比較すると少ないものだが、長期常用であれば、体重減少・睡眠障害・異常な夢などが起こり、大麻の離脱症状が見られる頻度などが曖昧になってくる。
また、大麻中止後の中期・長期にわたる離脱症状についてはよくわかっていないのが現状。 大麻使用者に離脱症状における研究は存在しておらず、精神面での離脱症状には、イライラや易刺激性、易怒性がある。
このほかには攻撃性の亢進・抑うつ・疲労・頻繁なあくびなどもケースとして考えられる。

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