幻覚剤が人体へ与える怖い影響 


   幻覚剤は法律で所持や使用が禁止されており、医療用としても認められていない。
   幻覚をもたらす薬物は、それが天然の物質であると合成された物質であるを問わず、外界に対する認識を歪んだものにしてしまう。

   大抵の場合幸せな気分に、また時として極めて憂鬱な気分にかえてしまうことでも明らかな通り、中枢神経に働いて興奮状態を作り出す。幻覚剤の影響下では、瞳孔は散大し、体温及び血圧は上昇し、方向や距離、それに時間などの感覚も狂ってしまう。使用した人は、音が「見える」とか色が「聞こえる」などと表現する。
   多量を用いると、幻覚や妄想などを生じる。時折、自殺を図るなど極めて深刻な憂鬱状態や離人現象(自分が自分であるという感覚を喪失してしまうことで、自分がしていることを離れた所から自分自身で観察しているといった奇妙で不合理な現象)さえ惹起することがある。

   従って、幻覚状態にある人については、厳重な監視下に置いたうえ、自分や他人を傷つけたりすることを防ぐため、出来るだけ興奮させないように注意することが肝要である。一般的に、幻覚剤が体から完全に消えるまでは、激しい不安、焦燥、不眠などの症状が残るのである。

   幻覚が体から完全に消失した遥か後でも、乱用者は突如として、色彩の感じ方に異変を生じたり、静止した物体が動いて見えたり、ある物体を他の物体と誤認したりするようなサイケデリック(催幻覚的、又は精神病者的)な状態の再発・・・即ちフラッシュバック(再燃現象)・・・を断片的に経験することがある。
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