人工弁への置換を学ぶ


  大動脈弁狭窄とは、狭くなった大動脈弁の開口部から血液を送り出すために左心室にかかる負荷が増大し、左心室の壁が肥厚する、肥厚した壁が心室内を占領し、心室の内部をより狭くするものである。
  肥厚した心筋は、冠動脈からより多くの血液供給を必要とし、心筋に十分な量の血液が供給されなくなるため心筋が損傷し、損傷した心臓は全身に必要な量の血液を送り出すことができず、心不全を起こす。

  大動脈弁狭窄症の原因は、
1)加齢変性(高齢)
2)先天性
3)リウマチ性

に分けられる。
若い成人では、弁尖が普通は3枚であるのに2枚しかない、あるいは異常な漏斗状をしているなどの先天異常が大動脈弁狭窄の主な原因である。
乳幼児では、大動脈弁の開口部が狭くても問題は起こらないが、成長するにしたがって問題になる。

  弁の開口部が同じ大きさのままでも、心臓が成長して拡大すると、狭い開口部を通って送り出される血液の量が増えていく。
  何年もたつと、障害のある弁の開口部にカルシウムが蓄積して、開口部はますます狭くなり、肥大した心筋への血液供給量が不足するため、運動時に狭心症が起こり、最終的には、運動中に疲労感や息切れがみられる心不全を引き起こす。
  無症状だが、心雑音により発見されることも多い。
  心雑音の周波数がそろって、楽音様に聞こえる症例もある。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コンテンツ提供 by 介護の安心ガイド