大動脈弁狭窄の診断について


  診断には心エコー/ドプラー検査が大変有用で、連続波ドプラ法で計測した最大圧較差からみた重症度の目安は、50mmHg未満であれば軽症、50~90mmHgであれば中等症、90mmHg以上であれば重症である。64mmHg以上は重症とした報告もある。

  しかし、左室収縮能低下が進行して心拍出量が減少した場合には、 圧較差は減少するので、圧較差だけでは重症度を過小評価してしまう。
  逆に大動脈弁逆流を合併すれば、狭窄が中等度でも圧較差が高度になり、過大評価となる。
  このように圧較差だけで大動脈弁狭窄症を正確に評価することは困難である。重度の大動脈弁狭窄は、血圧が突然低下するため、運動中に失神する。重度の大動脈弁狭窄がある場合は突然死する可能性があるため、治療を延期することはできない。

  症状がみられない場合、定期的に診察を受け、過剰に負担のかかる運動を避ける必要がある。   心エコー検査を定期的に行い、心臓の大きさと弁の機能を監視する必要有り。
手術前に、息切れを引き起こすような心不全は、利尿薬により治療。
  運動時に失神、狭心症、息切れがみられる場合は、左心室が回復不可能な損傷を受ける前に大動脈弁を置換する手術をする。
  異常な弁を置き換える手術は、すべての成人に対して最善の治療法で、弁置換術後の経過の見通しはきわめて良好だ。

  人工弁に置換した人が外科的処置、歯科的処置、内科的処置を受ける前には、心臓弁の感染症発症リスクを減らすために、抗生物質を服用する必要がある。
  重度の大動脈弁狭窄のある小児は、手術は症状が現れる前でも実施される。症状が現れる前にも、突然死することがあるからだ。
  弁置換術に対する安全で有効な代替手段は、外科的に弁を修復する弁形成術とバルーン弁形成術である。しかし、小児が十分に成長した後で、弁は置換する必要がある。
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