多発性硬化症という病気を治すには


   多発性硬化症の急性期には治療に副腎皮質ホルモン(ステロイド)を使う。一般にソルメドロールという水溶性のステロイド剤を500mgないし1000mgを2~3時間かけて点滴静注する。これを毎日1回、3日から5日間行い1クールとして様子を見る。

   本療法をパルス療法と言い、まだ症状の改善が見られないとき数日おいてもう1~2クール追加することがある。ステロイドの長期連用には糖尿病や易感染性・胃十二指腸潰瘍や大腿骨頭壊死などの副作用が出現する危険性が増すため、パルス療法後に経口ステロイド薬を投与する場合でも(後療法と言う)、概ね2週間を超えないように投与計画がなされることが多くなっている。

   急性期が過ぎるとリハビリテーションを行う。対症療法として有痛性強直性痙攣に対しカルバマゼピンを、手足の突っ張り(痙縮)に対してはバクロフェンなどの抗痙縮剤、排尿障害に対してはプロピヴェリンなど適切な薬を服用する。MSの再発予防にはインターフェロンβ、コポリマー1、ガンマグロブリン、慢性進行性MSにはシクロフォスファミドなどが良いと言われており、我が国ではインターフェロンβ-1b(ベタフェロン w)砲肇ぅ鵐拭璽侫Д蹈鵙鎗・⑰・ぢ(アボネックス)が認可されている。

   近年、活動性の高い患者に対してミトキサントロンを使用するという選択肢が注目されている。
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