多発単神経炎とはどんな病気?


   脊髄から出てくる神経のことを末梢神経といい、一つの末梢神経が損傷していると「単神経炎」であるが、これがあちこちで起こるとことを「多発性単(たはつせいたん)神経炎」という。

   多発単神経炎は症状が左右対称的でないことが特徴であり、同時にあるいは連続して、少なくとも二つの別個の神経に独立した損傷を起こす。多発性単神経炎は一連の症状群で、一つのはっきり区別された病気ではない。背景にある疾患のため、複数のそれぞれは関連していない神経がおかされる。神経への損傷は軸索(神経細胞の一部)の破壊で、これが損傷箇所で神経伝達を妨害する。

   おもな原因に糖尿病、結節性多発動脈炎を中心とする血管炎があげられる。多発性単神経炎は、結節性多発動脈炎のような血管病および慢性関節リウマチとか全身性エリテマトーデスのような結合織病を含む多くの特異的な疾患に付随して起こる。結合織病は、子供ではもっとも多い原因である。
   比較的稀な原因としては、シェーグレン症候群、ウエジナー肉芽腫症、血管の炎症を引き起こす過敏(アレルギー)反応、らい病、サルコイドーシス、多病巣性型の糖尿病性神経障害、およびさまざまな血液の疾患などがある。
   診断は詳細な病歴聴取が必要なことがあり、診察と神経筋検査によって、特定の神経の障害にともなう感覚の鈍麻および運動機能の低下が明らかになる。
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