慢性収縮性心膜炎の原因について


  慢性収縮性心膜炎の原因も、ほとんどが不明であり、既知の原因の中で最も主なものは、ウイルス感染症と、乳癌やリンパ腫に対する放射線療法だ。

  また、慢性収縮性心膜炎は、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、以前の外傷、心臓手術、細菌感染症など、急性心膜炎を引き起こすような病気によって生じることもある。
体液が徐々に心膜腔に溜まっていく慢性滲出性心膜炎では、症状は殆どない。
これは、心膜が徐々に伸びていくため、心タンポナーデが起こらないからである。

  特に、高血圧、冠動脈疾患、心臓弁障害などといった心機能を低下させる他の理由がないときには、症状が慢性心膜炎の発症を疑う重要な手がかりとなる。
  心エコー検査では、心膜腔内の体液の量と、心臓の周りに形成された線維性組織の状態を描出でき、心タンポナーデが起こっているかどうかも確認できる。
  胸部X線検査では、心膜へのカルシウム沈着を検出する。
  診断は、2つの方法のうち1つによって確定する。
  1つは、心房および心室の内部と大血管の血圧を測る心臓カテーテル検査である。
  この検査は、心膜炎と類似した病気を鑑別するのに役立つ。

  もう1つは、心膜の厚さを測るMRI検査かCT検査だ。
  正常な心膜は約3mmル以下、慢性収縮性心膜炎では約6mmか、それ以上となる。
  結核などの慢性心膜炎の原因を確定するには生検を行う。
  外科的手術により、心膜から小さな組織を採取して、顕微鏡で調べる。
  あるいは、胸部の切開創から心膜鏡を挿入して、組織標本を採取する。
  治療は外科的なドレナージを行う場合もある。
  慢性収縮性心膜炎の場合は、安静にし、塩分摂取を制限する、利尿薬を服用することによって症状は軽減する。
  治癒に至る唯一の治療法は、手術による心膜の切除である。
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