骨、関節液、関節組織の感染症について 


   感染症は、骨や関節液、関節組織にも生じることがある。
   骨や関節液、関節組織での感染症には、骨髄炎と感染性関節炎とがあり、骨髄炎は、マイコバクテリウム属などの細菌や真菌がげんいんとなっておこる。
   骨髄炎は骨が感染症を起こす原因といて血流を介して起こす場合、細菌などが直接骨に侵入して起こる場合、隣接している骨や軟部組織から感染する場合の3つの経路があげられる。

   血流により、骨髄炎を起こす場合とはは、体の別の部分から血液を介して感染することになるが、その多くは腕、脚、脊椎に起こる。
   脊椎に感染をした場合には、脊椎性骨髄炎と呼ばれている。
   脊椎性骨髄炎は特に人工透析や麻薬を注射している人に多く感染している。
   細菌が直接骨に入ってしまう場合とは、解放骨折や骨の手術や汚染された物体が骨に刺さった場合に細菌や真菌類の胞子が骨に直接入り感染をおこす。
   骨髄炎でもっとも多くみられる原因菌は黄色ブドウ球菌だが、結核菌が脊椎に感染して起きる場合もある。

   隣接している骨や軟部組織からの感染は、体の中に人工物である、骨折を固定する為の金属プレートや人工関節といった物を入れている場合に起こる。
   人工関節の場合、原因となる細菌は取りつけの際に周囲の骨に入る場合と術後に感染を起こす場合がある。
   体の中に人工物が入っている場合には、そのすべてが感染症を起こす可能性を持っている。
   感染性関節炎は関節液や関節組織においての感染症のことである。
   原因としては、細菌感染によることが多く、中には、ウイルスや真菌による場合もある。
   感染性関節炎は、関節に異常のある人、例えば関節リウマチ、変形性関節症といった人が血流に感染を起こした場合に多い。

   感染性関節炎は血流を介して関節内に入り感染症を起こすことが多いが、時には、手術や注射、外傷がもとになって直接関節内に入り込み感染することもある。
   感染症の原因菌は年齢により感染しやすい菌があり、乳児や年少児の場合には、ブドウ球菌やグラム陰性桿菌に感染しやすく、年長児や成人は、淋菌やブドウ球菌、レンサ球菌での感染が多い。
   また、ピストロータと呼ばれるタイム病や梅毒を引き起こす細菌も関節に感染することがある。
   ヒト免疫不全ウイルスやパルボウイルス、風疹、おたふくかぜ、B型肝炎の原因ウイルスなどは特に感染しやすい年齢はなく、だれもが関節への感染を起こす可能性がある。
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