末梢性神経線維腫症と中枢性神経線維腫症の症状


   神経線維腫は、末梢神経線維のまわりを囲っている細胞などの末梢神経を支える細胞が増える病気である。
   神経線維腫の1型は末梢性で3000人に1人の割合で発症し、2型は中枢性となり4万人に約1人の割合で発症する。

   患者のおよそ50%が、子供にも病気を遺伝させてしまう。
   両親のどちらかから神経線維腫症の遺伝子を1つ引き継いだだけでも発症の危険性がつきまとう。
   また、遺伝子の突然変異によっても発症する恐れがある。
   末梢性神経線維腫患者のおよそ30%は自覚症状がなく、医療機関で初めて発見されることも多い。

   末梢性神経線維腫の症状からくる美容上のトラブルがもとで発見されることもあるし、神経学的異常のトラブルがもとで発見されることもある末梢性神経線維腫の症状としては、カフェオレ斑と呼ばれる褐色のしみが出る。
   背中、胸、肘、膝、骨盤などにできるが、生まれつきまたは乳児期に出てくるだろう。 そして、10歳から15歳にかけて、肌にいろいろなサイズと形状の神経線維腫が出始める。
   数はまちまちで、10個以下から数千個という幅広いものになる。

   肌の下に神経線維腫や神経線維腫ができると、骨の異常な成長によって肋骨の変形、脊柱後側弯症、腕や脚の長骨の伸張、頭蓋骨の骨欠損などが起きる。
   末梢性神経線維腫は体のあらゆる神経に起こる可能性があるが、とりわけ脊髄神経根に起こりやすい。
   脊髄神経根に起こった場合は症状がほとんどあらわれないことが特徴だが、腫瘍が脊髄を圧迫すると麻痺や感覚障害などの重大なダメージとなる。
   末梢神経に起こった場合は、神経がトラブルを起こし痛みや脱力につながる。
   頭の神経へ進めば、難聴、失明、めまい、耳鳴り、協調運動障害などを引き起こす。
   末梢性神経線維腫のほとんどは進行性のため、神経線維腫の数が増えるにともなってやっかいな症状が増えてしまう。

   中枢性神経線維腫症になると、聴神経に腫瘍ができるため、若くても難聴やめまいに悩まされる。
   神経膠腫や髄膜腫をともなうこともあり、まだ若いのにもかかわらず白内障を患うこともある。
   中枢性神経線維腫症は遺伝性なので、家族間で同じ病気を抱えることも少なくない。
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