三叉神経痛の痛みはどこに出るか


   顔面の痛みの最も代表的な疾患である。
   三叉神経は、顔面の感覚を脳に伝える脳神経で眼神経、上顎神経、下顎神経と3本の枝に分かれている。この3本のうちどれか1本の神経に激烈な神経痛が発生する疾患である。発症率は10万人に対して4~5人で、男性よりやや女性に多い(2:3)といわれる。中年以降の発症が多い。

   顔面の発作的な電撃痛が数秒ないし数十秒間持続する。その後、数秒から1分程度の痛みの休止期があり、再び強い痛みが再発するといった状態を繰り返し、治療しなければ数時間持続する。顔に軽く触れる、会話、食事、歯磨き、洗面、風に当たるなどが誘発因子である。この誘発点があることが、三叉神経痛の特徴である。
   三叉神経痛の発生部位では、上顎神経と下顎神経領域に多く、眼神経領域には少ないと報告されている。神経痛のみで感覚障害や運動麻痺の合併は見られない。

   治療方法は、
◎薬物療法抗けいれん薬に多くの効果がある。この薬で効果がなければ、別の病気を疑う必要がある。ただ中枢神経系、造血器系、肝臓、腎臓などに対して副作用も多く、注意して投薬が必要。
◎脳外科的治療頭部CT、MRIなどで脳腫瘍、脳動静脈奇形、脳動脈瘤などが認められれば、外科的治療が必要となる。
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