味覚の仕組みと障害における実態


   私たちが食べ物を口にしたとき、見た目、匂い、口当たりそして味が総合的に情報が脳に伝わっておいしいと感じる。
   味は舌やのどの奥にある味覚のセンサー、味蕾で感じる。味蕾は花のつぼみの形をした微小な器官で、味蕾にある味細胞が反応して味を感じる仕組みになっている。この味蕾から神経を通って脳に味が伝えられる。

   高齢になると味蕾の数は1/2から1/3に減少し、味が濃くなりやすい原因といわれている。 味覚は人間の生活にとって重要な感覚であり、単に味を楽しみ食欲を享受させるだけでなく、食物中の有害物質や毒物を識別し、生命を維持する上でも積極的な働きをしているのである。 味覚障害には、
(1)味覚減退・・・・・・・・・食べ物の味が薄味に感じる 
(2)味覚消失・・・・・・・・・味がよく分からない
(3)自発性異常味覚・・・何も食べていなくても、いつも苦い味の感じがする
(4)悪味症・・・・・・・・・・・食べ物の味がいやな味に感じる
(5)異味症・・・・・・・・・・・食べ物や飲み物の味が変わった味に感じる

   などがあり、味覚障害は様々な病気に伴って発症する。

   口腔内の炎症や変性疾患、ウイルス感染、重金属中毒、細胞分裂を阻害する薬剤、血液透析、口腔および咽頭の放射線治療、腫瘍、味神経の断裂、口腔内乾燥症、味蕾での細菌集蔟などが味覚障害の原因として知られている。
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