原発性心臓腫瘍について


  粘液腫は小片となり血流に乗って移動し、塞栓となる可能性があり、塞栓が細動脈に詰まって血流を遮断することがある。
粘液腫などの腫瘍の表面で形成された血液のかたまりがはがれて塞栓となり、動脈を閉塞させる可能性もある。

  原発性心臓腫瘍は、まれな病気で、多くの病気と症状が似ていることから診断が困難だ。
  心雑音、不整脈、説明のつかない心不全症状、原因不明の発熱のある患者は、原発性心臓腫瘍を疑う。
  続発性心臓腫瘍は、体のほかの部位に癌がある人で心機能不全の症状がみられる場合に疑う。 診断は、心エコー、経食道心エコー、CT検査、MRI検査、X線などで、判断される。
心臓の右側部分に腫瘍が発見された場合は生検を行うが、左側部分に発生した腫瘍の生検は、リスクが大きく、実施されることは稀だ。

  単発性の小さな良性腫瘍は、手術で切除し治癒する。大きな良性心臓腫瘍によって心臓を通過する血流が減少している場合は、腫瘍の心臓壁内で増殖していない一部を切除すると、心機能が改善することがある。
  だが心臓壁の大部分が腫瘍に侵されている場合は、手術を行うことはできない。
良性横紋筋腫のある新生児の約半数では、腫瘍は治療しなくても小さくなり、残りの半数でも、腫瘍はそれ以上大きくなることはなく治療は必要無い。
  乳児や小児の線維腫は、腫瘍が心室と心室の間の壁(中隔)まで及んでいなければ、完全に切除できる。

  中隔に及んでいる場合は、心臓の電気刺激伝導系も侵されており手術ができず、普通は幼いうちに不整脈のために死亡する。
  線維腫が大きくて、血流を遮断したり、周辺組織にまで広がっている場合は、心臓移植が必要。
  原発性癌性心臓腫瘍は、手術による切除が不可能で普通は致死的である。
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