唇に起こるさまざまな「5つの代表的な病気」のまとめ


   唇に関係する5つの代表的な病気を紹介する。

(1)唇の腫れ
  腫れる原因は食べものや飲みもの、薬、口紅や刺激物質などのアレルギーが考えられる。原因を見つけて取り除けば、唇は正常に戻るが、原因がわからない場合がほとんどだ。繰り返し唇が腫れる、遺伝性血管浮腫という病気もある。その他考えられる原因は、多形紅斑、日焼け、乾燥した冷たい空気、外傷などだ。

  アレルギーが原因の唇の腫れを抑えるのに、コルチコステロイド軟膏が使用されることもある。その他、唇の余分な組織を手術で取り除く、という方法もある。

(2)唇の炎症(口唇炎)
  口の隅(口角)に痛み、ヒリヒリ感、発赤、ひび割れ、うろこ状のびらんなどの症状が現れる。ビタミンB2不足が原因の場合はサプリメントで治すが、このような原因は、米国や日本ではまれだ。

  入れ歯が合わなくてあごが十分に開かないと、口角口唇炎が起きて、口角に縦ジワができたり、 皮膚がただれたりする。

  この場合は、入れ歯を作り直せば、縦ジワはできにくくなる。

(3)唇の変色
  唇の周囲の皮膚に、そばかすや、褐色のシミ(メラニン色素斑)が出ることがあるが、特に心配はない。
   ただし、小さな黒褐色の斑点が散発的に多数現れる場合は、ポイツ‐イェガース症候群という遺伝性疾患の徴候で、胃や腸にポリープができる。

  また、唇が乾燥してひび割れたり、口腔粘膜が赤くなったりする川崎病という病気があり、 5歳以下の乳幼児や小児に多く起こる。原因は不明だ。

(4)唇の潰瘍
  唇に潰瘍ができて盛り上がっていたり、周囲が硬い場合は皮膚癌の疑いがある。
  さらに、口唇単純ヘルペス感染症や梅毒などの病気の症状としても現れる。

  また、原因不明の潰瘍もある。例えば、ケラトアカントーマ(角化性棘細胞腫)で現れる潰瘍などだ。

(5)太陽光線による損傷
  唇が日光にあたって損傷を受けると、下唇が乾いて硬くなる。
  赤い小さな斑点や、白い薄皮状の変色が見られる場合は、皮膚癌になる可能性が高い。

  唇に日焼け止めクリームを塗ったり、つばの広い帽子をかぶったりすることで防止できる。
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