さまざまな狭心症


  労作性狭心症は、歩行、階段昇降などの身体的な労作、精神的な興奮・ストレスが誘因であり、安静にしたりストレスがなくなると、多くは数分で症状が改善する。
  通常、心筋は運動などにより動きが盛んになると、正常なはたらきを保つための十分な酸素・栄養を必要とし、冠動脈の末梢が広がることによって血流が増するが、動脈硬化により冠動脈に狭窄があると、心筋に十分な血流を送り出すことができなくなり、狭窄の程度が強いと少し動いただけで、また狭窄の程度が軽いと激しい運動をした時に、心筋への酸素の供給が足りなくなる。

  心筋の仕事量に見合っただけの酸素供給が足りなくなった時に症状が現れ、安静狭心症は、労作・ストレスに関係なく起こる狭心症で、異型狭心症、不安定狭心症がこれに属する。
  異型狭心症とは、冠動脈のけいれんによって起こる狭心症である。労作とは関係なく、夜間、明け方に発作が多いことが特徴。
  ニトログリセリンの投与により改善する。
  安定(型)狭心症は、発作の起こり方が一定している狭心症で、労作性狭心症の大部分がこれに属する。
  不安定(型)狭心症は、狭心症の症状が、軽労作または安静時に起こった場合、最近1カ月の間に症状が新しく始まるか起こりやすくなり、毎日のようにまたは1日何回も発作を繰り返す場合、また、ニトログリセリンが効きにくくなった場合の狭心症だ。
安定型狭心症と比べ、冠動脈に高度な狭窄病変を認めることが多く、心筋梗塞へと進展する可能性がある。

  検査は、心電図・運動負荷心電図・ホルター心電図・運動負荷心筋シンチグラム・心臓カテーテル検査などで、治療法は、薬物療法、経皮的冠動脈形成術、冠動脈バイパス手術の3つの方法で、どの治療を選択するかは、患者の年齢、合併症の有無、症状や冠動脈の病変の形態などにより異なる。
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