死亡率の高い発作2


  心臓発作を起こした人の3人に2人は、発症する数日あるいは数週間前に、間欠的な胸痛(狭心症)、息切れ、疲労感がみられ、痛みはより頻繁に、運動量をいくら少なくしても起こるようになる。
  胸痛パターンの変化は、心臓発作を起こすことで頂点に達し、心臓発作を起こした人の90%以上に不整脈は起こり、心臓発作の直後あるいは数日以内は、心臓が適切に働いていないため、不整脈が起こる。

  心室に由来する不整脈は、心臓のポンプ機能を大きく阻害したり、心停止に至ることがあり、その結果意識を失うか死亡する。
  ときには意識消失が心臓発作の最初の症状となることもある。
  心電図検査と特定の血液検査で、普通は発作後数時間以内に心臓発作の診断を確定でき、心電図検査を行い、特定の血液検査を測定しても十分な情報が得られない場合は、心エコー検査か核医学画像検査を行い、心エコー検査では、左心室の壁の一部の動きが悪くなっていることがわかり、これは心臓発作による損傷を示唆する所見である。

  心臓発作は緊急に治療する必要があり、心臓発作による死亡の半数は、症状が現れてから3~4時間以内に死亡する。
  治療を始めるのが早いほど、生き残る可能性が高くなり、心臓発作のような症状があれば、すぐに救急車を呼ぶべきである。
  救急外来へ迅速に運ばれれば、患者の命は助かる場合が殆どだ。心臓発作後の2?3日を生き延びることができれば、大半の患者は完全な回復を望めるが、約10%の人は1年以内に死亡する。

  死亡はほとんどが発作後3~4カ月以内に起きており、特に狭心症、心室性不整脈、心不全が持続している人に多くみられる。
  発作後に心臓が肥大した場合は、正常の大きさを保っている場合よりも治療後の見通しが悪くなる。
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