呼吸リハビリテーションの概念


   慢性的な肺における病気を持つ患者のために作られた呼吸リハビリテーションというものがある。呼吸リハビリテーションとは慢性閉塞性肺疾患の患者はもちろん、その他にも肺に病気がある患者や70歳を超える高齢者などが、できる限り自立し、その状態を維持することを目的としてはじめられた活動である。

   リハビリテーションを行うことで、息切れが軽減し、運動量を増加させ、更に気分の改善を図ることで、入院期間を短縮させることができるため、日常生活に支障を出すほどの重度の息切れを起こす患者や体を動かすことができない患者、また肺の病気のために入退院や通院を繰り返す患者には特に効果が発揮できる。

   呼吸リハビリテーションをすることで、患者の日常生活はよりよい方向へと導くことができる。ただし、患者の寿命を延ばすなどの効果は得られない。
   呼吸リハビリテーションは外来診察の際や在宅でのリハビリテーション、また入院患者のためにリハビリテーションセンター等で行われる。入院をしている患者の中で、重度の肺疾患があるために自宅療養ができるほど状態が安定はしてはいないが、症状が回復傾向に向かっている患者は集中治療室での治療を受ける必要はない。

   医療機関には医師、看護師を含め、理学療法士や呼吸療法士、また心理学者やソーシャルワーカー、栄養士などのそれぞれの専門家で構成された呼吸リハビリテーションチームといわれるものも存在し、リハビリテーションプラグラムが提案される。

   これらのリハビリテーションチームが行うリハビリテーションは、もっとも高い効果が得られるため、このプラグラムを約1ヶ月半から3ヶ月間かけて多くの患者が参加をしている。 また呼吸リハビリテーションと同時に行われるものの一つに、酸素吸入療法や呼吸理学療法という、状態を維持することを目的とした、維持療法というのも存在する。

   この維持療法は、リハビリテーションのプログラムに参加はしていないが、気管支拡張症や嚢胞性線維症などの慢性的肺疾患や急性肺疾患の肺炎などを患っている患者に対し、行われることがある。
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