患者のためのリハビリ目標とケア 


   リハビリチームが、患者のために始めに行わなければいけないものが、短期または長期の目標を設定することである。
   例をあげると、一人の高齢者が飛行機に乗り、孫に会いに行きたいとする。ただし、その高齢者は息切れのため、今はまだ約90メートルくらいしか歩くことができない。

   そのため、はじめにこの高齢者のために、少しずつ歩く距離を増やすという短期の目標を持たせ、リハビリチームは患者を励ましながら、実現可能である目標を設定し、一定期間ごとに目的の達成率を確認しながら患者の状態を評価していくようなケアをしていく。

   また、リハビリチームは、患者のプログラムを妨げるような経済的な事情や、リハビリセンターまでの交通機関、家族関係や認知能力などの個人の様々な問題点を見つけることが大切な問題である。特に痴呆のある肺疾患患者には認知能力にかかわる問題があるため、認知能力を高めるために特別な指導をして行く必要がある。

   また患者の世話をする立場にある家族が、精神的や身体的虐待を行っているなど家族関係に問題がある場合などもいち早く問題を把握し、患者を助けていく方法を考えていくことも重要である。

   リハビリチームは患者の生活環境や心身の体調を考えながら無理のない長期の目標も設定していく必要がある。そのため、患者が肺の症状の変化を把握し、その変化に対し、医師に速やかに変化を伝え、診察を受診できるように指導をしながら、状況に合わせて目標修正をして行く必要がある。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コンテンツ提供 by 介護の安心ガイド