体位排痰法について 


   体位ドレナージというのは、肺からの分泌物を出しやすくするために、体の向きを傾けたりすることで、分泌物を出しやすくする方法である。

   体位排痰法ともよばれる。体位ドレナージは、喀痰が強い患者の気道の確保に重要で、肺区域の各部位により最適な体位があり、姿勢と刺激部位をきちんと押さえておくのは大切である。

   主な方法としては、分泌物を薄め、出しやすくするために、胸や背中をこぶしでたたく軽打法や、指導を受けた家族や呼吸療法士が、バイブレータ器具を使い行う振動法という方法がある。
   この手法は、大量の痰がでる病気にかかっている患者や、肺膿瘍、気管支拡張症や嚢胞性線維症などの患者に対し定期的に行われる。また手術やけが、高齢者や、筋力が低下している人、重い病気でも回復状態にある人などで、痰をうまく吐き出せない人にもこの手法が使われる。

   ただし、痰を吐き出すのに、必要な姿勢を維持できない患者や、喀血をしたばかりの人、肋骨や脊椎を骨折したばかりの人、重度の骨粗しょう症などの人には体位ドレナージをすることができない。また体位ドレナージを続けると、血液中の酸素濃度が低下するために、分泌物が全く排出できない人にも行うことができない。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コンテンツ提供 by 介護の安心ガイド