全身性エリテマトーデスの治療 


   全身性エリテマトーデス発症当初に現れる症状に多いのが、片頭痛・てんかん発作・重度の神経障害といったものになるが、最終的には、どこに障害が起きてもおかしくない病気である。
   関節症状では、他の症状が現れるまで数年間にわたり続くこともあり、全身性エリテマトーデスの約90%の患者に現れる。

   関節の炎症は一般的には、間欠性のため関節が損傷を受けるということはないが、長年に渡り関節症状が続くと重度の関節の変形がおこることもある。
   患者の中には、胸膜の炎症により深呼吸をした際に痛みを感じるという人が多い。
   この場合には、肺の炎症のために呼吸困難を起こしたり、致死的な肺の出血ということもまれなことで、肺機能にわずかな損傷を受ける程度が多い。
   また、脳に障害がおこった場合には、頭痛や軽度の思考障害、人格変化、脳卒中、てんかん発作、重度の精神障害といった様々な症状を引き起こし、中には痴呆を招く人もいる。

   腎臓の障害の場合では、症状が全くない場合もあれば、致死に至る場合もある。
   全身性エリテマトーデスは、慢性化し、数年に渡り再燃を繰り返すことになる。
   しかし、閉経後の女性では、あまり再燃することがない。
   全身性エリテマトーデスは現在早期の診断が可能となり、病気の経過の見通しもしやすくなってきたが、様々な経過をたどる為、予想できないのが本当のところである。
   ただし、初期の状態で炎症をコントロールすることができれば、その後の経過の見通しも良好となる。
   治療は、全身性エリテマトーデスの重症度や障害を受けた臓器により違いがでてくる。
   軽度の場合には、治療を行うこともなく、関節痛を軽減する為にアスピリンや非ステロイド性抗炎症薬を使用する。

   重傷の場合には、プレドニゾロンといったコルチコステロイド薬を使用することになるが、損傷を受けた臓器によりその使用量や使用期間に違いが出てくる。
   全身性エリテマトーデスは、初期の段階で炎症のコントロールをすることができれば、その後の治療で最も効果的な使用料を確定することができ、臨床検査などで改善が認められれば、徐々に量を減らしていくことができ、中には、薬を中止することができる場合もある。
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