強皮症の治療 


  強皮症では、食道の下部の瘢痕化もよく見られ、強皮症患者の多くが、胸やけや嚥下障害をおこすことになる。
   患者の三分の一程度には、食道での細胞異常繁殖が見られ、線維性の帯や癌による食道の閉鎖がおこる可能性が高くなっている。
   また、強皮症が原因で重度の腎臓障害がおこることもある。
   強皮症は、多くの場合、何十年にも渡り、皮膚病変の症状があるだけで、その後に内臓に障害を及ぼすというケースをたどるが、急速な悪化をし、致死的になることもある。
   また、内臓への障害はどのような状態でもある程度覚悟しなければならない。

   強皮症の治療で行う薬物療法は、強皮症の進行を止めることはできないが、症状や臓器障害をある程度軽減することができる。
   重度の筋肉痛や関節痛を軽減するため非ステロイド薬を使用する。
   多発性筋炎の筋力低下には、ステロイド薬が使用される。
   また、胸やけの症状がある場合には、ヒスタミンH2重要体拮抗薬やプロトンポンプ阻害薬などの制酸薬を使用して胃酸の分泌を抑えながら食事を少量ずつ摂るようにする。
   就寝時に頭を少し高くするのも効果的である。
   重度の胃酸逆流に対しては手術も効果的である。
   強皮症の治療で行われる理学療法や機能訓練といったものは、筋力を維持することには有効だが、関節が常に固まったままの状態になってしまうのを防ぐことまではできない。
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