結節性多発動脈炎の症状と治療 


   結節性多発動脈炎は、中程度の太さの動脈に炎症や損傷を生じ、血液供給が一部の臓器や組織で減少してしまう病気である。
   この結節性多発動脈炎は、どの年齢層においても発症の可能性をもっているが、実際には、40歳から50歳に多く発症している。
   特に男性に多く発症しており、女性と比べると3倍近く多く発症している。
   ワクチンや一部の薬の副作用により発症したり、B型肝炎といったウイルス感染症やレサン球菌、ブドウ球菌による細菌感染症をきっかけとして発症することもあるが、ほとんどの場合でのはっきりとした原因となるものは分からない。

   関節性多発動脈炎は、発症初期では、軽症だが、体内の全ての臓器のいずれかか複数に障害を起こす可能性がある為、障害が起きた臓器により程度には差がある。
   慢性的に進行していき衰弱したり、時には、急速な悪化の後、死に至ることもある。
   血管炎は結合組組織の炎症を伴うことが多いので、関節にも影響がでることが多く、筋肉痛や関節痛といった症状や関節炎をおこすこともある。
   消化管に血液を送りこんでいる血管が障害を受けてしまうと腹部の感染症や激しい痛み、下痢、高熱といった症状が現れる。
   心臓に血液を送りこんでいる血管に障害が起きると胸痛や心臓発作が起き、脳の血管に障害が起きると、頭痛、けいれん、幻覚といった症状がおき、肝臓の血管が障害を受けると、肝臓の広範囲が障害をうける。

   皮膚に近い血管では、デコボコした付均整や皮膚潰瘍が血管の上に形成されることもある。 結節制多発動脈炎は、治療をしないでいると生存率が1年でわずか33%しかなく、5年以内では、88%の人が死に至ることになる。
   しかし、早期に治療を始めることができれば、生存期間を長くすることができ、この病気での死亡を防ぐくとができる。
   治療にプレドニゾロンといったコルチコステロイド薬を高容量使用すると症状の悪化を防ぐことができ、患者の3/1程度では、症状が出ない期間をつくる可能性もある。

   通常の治療には、ステロイド薬を長期投与することになるが、ステロイド薬の長期投与は副作用の可能性も高い為、症状に改善がみられた時点から投与量を減らすようにする。
   ステロイド薬では、炎症に改善が見られないという場合には、シクロホスファミドといった免疫抑制剤の使用に切り替えるかステロイド薬と免疫抑制剤の併用に切り替える方法をとる。 また、治療を行っていても臓器が機能不全に陥ったり、弱くなった血管が破れるということもありえる。
   ステロイド薬や免疫抑制剤薬を長期に渡り使用することで抵抗力が低くなり、感染症で死に至る可能性もある。
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