ベーチェット症候群について 


   ベーチェット症候群は、慢性炎症性疾患の1つで、皮膚水疱・外陰部潰瘍・関節の腫れ、痛みのある口腔粘膜潰瘍を何度も生じ、眼・血管・神経系・消化管にも炎症を起こす。
   通常では、20代で発症し女性よりも男性に多く発症している。
   時には小児期に発症することもある。
   ベーチェット症候群の原因はウイルスか自己免疫疾患に関わっていると考えられているが正確なことはわかっていない。
   ベーチェット症候群の症状では、アフタ性潰瘍に似た口腔粘膜潰瘍ができることが多い。 潰瘍は再発性で痛みを伴う。

   また、潰瘍は陰茎・陰嚢・外陰部にもでき、痛みが伴う傾向があるが、膣においての痛みは発生しない。
   眼に発症する再発性の炎症は、かすみ眼、眼の痛み、光に過敏になるといった症状が現れる。 他にも症状はいくつか上げられるが、その中の1つにぶどう膜炎があり、ぶどう膜炎は適切な治療を行わないと失明する可能性もある。

   ベーチェット症候群の80%に皮膚の水疱にきびのような皮疹が現れる。
   この病気の半数近くの人は、膝など大きな関節で軽度のあまり進行しない関節炎を起こす。
   全身に血管炎が広がっている場合は、血栓の形成や動脈層、脳卒中、腎臓の損傷といった症状を生じ、消化管に障害が起こると重症のけいれんや下痢といった多くの症状が現れる。
   ベーチェット症候群の再発症状は、症状がある時期とない時期とで数週間から数年、人によっては数十年に渡って繰り返され、その症状は、時には非常に破壊的な場合がある。
   神経系や消化管、血管に致死的な損傷を受けることも考えられる。

   ベーチェット症候群の治療としては、治癒させることができる治療法がなく、治療としては、症状を軽減するためのものになる。
   眼の炎症や皮膚潰瘍を軽減するためには、コルチコステロイド薬を外用することが効果的である。
   眼や神経系に炎症を受けている場合であれば、プレドニゾロンやそれ以外のステロイド薬が効果的である。
   口腔内や外陰部の潰瘍は、低用量のコルヒチンを経口投与することで防ぐことができる。
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