偽痛風の症状と治療 


   偽痛風はピロリン酸カルシウム結晶が軟骨や関節液に沈着し、痛みのある関節炎を間欠的に引き起こす病気である。
   偽痛風は主として高齢者に発症する。
   偽痛風の原因は分かっていないが、遺伝性により発症することや、副甲状腺ホルモン値の上昇により血液中のカルシウム濃度が異常に高い人、組織内に鉄の濃度が異常に高い人、血液中のマグネシウム濃度が異常に低い人といった他の病気をもっている人に発症することもある。
   偽痛風は、痛風と違い結節はできないが、痛風同様、発熱する。
   症状は多岐に渡り、膝や手首といった比較的大きな関節に痛みを伴う発作がおきたり、腕や脚の関節で慢性の痛みとこわばりを感じ関節リウマチと混同されることもある。
   痛風発作は偽痛風の発作に比べると軽症で、発作と発作の間に全く痛みを感じないこともある。
   偽痛風で炎症を起こした関節は、多くの場合で、永続的な損傷を残すことになる。
   時にはシャルコー関節と混同される程ひどく関節が破壊されることもある。
   しかし、中には、炎症をおこした関節が問題なく完治することもある。

   偽痛風の治療では、関節へのダメージを防ぐことはできず、急性発作を抑え、次の発作を予防する治療が通常行われる。
   多くの場合で、関節の痛みや炎症を抑える為に、COX-2阻害薬を含む非ステロイド性抗炎症薬を使用する。
   発作が起こっている場合には、コルヒチンを静注し、関節の炎症と痛みを軽減する。
   発作を予防する為にもコルヒチンを毎日低用量経口投与することもある。
   場合によっては、過剰となっている関節液を抜き取って、炎症を抑えるためのステロイド懸濁液を関節に注射することもある。
   薬により長期の治療を行うことはできないが、筋肉強化運動や関節可動域訓練といった理学療法をおこなうことが有効となる。
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