むし歯予防のための5つの提案 


   ■むし歯予防のための5つの提案

(1)口の中を清潔に保つ
   毎日欠かさず、朝食の前か後と就寝前に、歯ブラシとデンタルフロスを使って歯を磨くこと。 歯を磨いてプラークを除去するようにすれば、むし歯の予防になる。

   正しい歯磨きに必要な時間は、約3分。
   プラークは最初のうちはやわらかいので、24 時間に1回取り除けば、むし歯ができにくくなる。
   しかし、プラークが硬くなり始め、約24時間後にはプラークは取れにくくなる。

(2)特定の食品への注意
   むし歯の大敵はなんと言っても糖類。テーブルシュガー、ハチミツ、果物、乳糖などだ。
   糖がプラークに触れると、プラークのミュータンス菌が酸をつくり出す。
   そして、糖が歯に触れている時間の長さが長さが長いほど、むし歯ができやすくなる。
   むし歯になりやすい人は、甘い菓子などは控え、人工甘味料を使ったものを選ぶようにする。 特に歯根面が露出している場合は、こうした配慮が大切だ。

(3)フッ素の利用
   フッ素は、エナメル質の酸への抵抗力を強化し、むし歯予防の効果がある。
   少児へは、水道水にフッ素添加法や、フッ化ナトリウムのドロップ剤や錠剤を与える方法もある。
   むし歯になりやすい人には、歯科医師がフッ素溶液を歯に塗る、という予防治療が行われる。
   フッ素入り歯磨き粉やフッ素濃縮うがい液も、むし歯予防の効果がある。

(4)シーラントによる予防治療
   シーラントは、奥歯の歯面の細い溝など、歯ブラシの毛先が届きにくい部分のむし歯予防に効果がある。
   塗る前に、歯面のクリーニングを完璧に行い、シーラント材が歯に接着しやすいように、エナメル質面の酸処理をする。
   次に、歯面の小窩裂溝の内部や表面に、液状の歯科用レジンのシーラント材を入れる。

   このシーラントが固まって溝をふさぐと食べものが溝の中へ入らなくなり、溝内部の細菌が酸をつくり出せなくなる。
   シーラントの約90%は1年後まで、60%は10年後でも歯に残るので、修復や交換は、歯科検診の際にチェックされる。

(5)抗菌治療
   むし歯が特にできやすい場合は、原因菌を抑えるための抗菌治療が必要になる。
   まずむし歯に侵された部分を除去し、歯の全ての小窩裂溝をふさぐ。
   そして、クロルヘキシジンという強力な抗菌作用があるがい液を数週間使って、残った細菌を全滅させる。
   むし歯の原因菌がなくなり、無害な細菌が住むようになれば、成功だ。

   毎日フッ素洗口液でうがいをしたり、キシリトールを含むガムをかむのも、むし歯の原因菌を抑えるのに効果的だ。
   キシリトールは、プラークにの細菌を抑える作用がある甘味料だ。

   むし歯が象牙質を侵食する前に治療すれば、フッ素を使ったエナメル質の自己修復(再石灰化)が可能になる。
   フッ素配合剤を歯面に塗り、さらに、フッ素洗口液でうがいをする。

   しかし、むし歯が象牙質まで侵食してしまうと、ドリルで歯を削って内部の残骸を取り除き、充てん材を詰めることになる。
   歯の強度を維持して、歯髄へのダメージを食い止めるには、むし歯の早期治療が大切だ。
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