睡眠を補助するメラトニンのサプリメント : お医者さん広場

睡眠を補助するメラトニンのサプリメント


  メラトニンは脳の中央部にある、松果体から分泌されるホルモンの一種で、通常は夜に分泌され、睡眠・覚醒のサイクルを調整する。サプリメントとして使用されているメラトニンは、動物由来の物質あるいは人工的に合成製造されたものである。
  メラトニンは、不眠症改善の為の治療、また時差ぼけの影響を最小限に抑える為に使われる。標準時間帯を横切る飛行機に乗る場合、出発当日と到着後2晩~3晩にメラトニンを服用すると、睡眠・覚醒のサイクル調整に効果がある。また、メラトニンは避妊や免疫系の増強、癌の予防にも用いられた。

  メラトニンのサプリメントが、睡眠・覚醒サイクルへの影響すると示唆する証拠はあるが、綿密な計画の上で行われた大規模な試験では、メラトニンが時差ぼけの症状を軽減たとの報告は無かった。メラトニンのサプリメントが不眠症の治療に役立つと示唆したのは、2回か3回の小規模な試験だけである。
  また、メラトニンが避妊に効果を示したり、癌の予防が出来るなどの証拠は無い。
  メラトニンを服用すると、30分後に眠気が生じ、1時間ほど持続する場合がある。長期間メラトニンを使用した場合においての安全性は不明である。

  動物の脳由来のメラトニンの服用は、ウイルスまたはプリオン感染症(クロイツフェルト-ヤコブ病・狂牛病など)の発症も理論的には危惧されるが、人工的に合成製造されたメラトニンからの感染は起こり得ない。頭痛や一時的な鬱状態の報告があり、抑鬱状態にありふさぎ込むような人は、メラトニンの服用で症状が悪化することが懸念されている。いずれにしろメラトニンは、医師の指示の下での服用が推奨される。
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