ハーブの種類と薬効・セントジョンズワート


  セントジョンズワートの和名はセイヨウオトギリソウである。多年草のハーブで、原産はヨーロッパと言われ、アメリカへ伝搬し多くの草地で野生化し、濃い黄色の花を咲かせている。セントジョンズワートの蕾から抽出される赤味のある物質には、主要有効成分であるヒペリシンが含まれている。
   気分の沈静化や抑鬱の改善が薬効とされている。小規模で短期間に行われた、中程度の企画性のあるセントジョンズワートの試験の多くで、軽度~中等度の鬱病患者の症状の軽減が報告された。しかし綿密に計画の上で実行された、最近の大規模な試験では、セントジョンズワートは鬱病には効果がないと判断された。

   セントジョンズワートは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染や、白斑の治療に用いられるが、これらの病気に対する有効性は証明されていない。
  セントジョンズワートは指示通りに使用すれば、副作用はないとされている。
   鬱病などの治療に用いられるモノアミン酸化酵素阻害薬と、チラミン入りの食品は相互作用を起こすが、セントジョンズワートはチラミン入りの食品との相互作用もないとされている。
  しかし、日光に対し皮膚が非常に敏感になる光線感受性を発症する可能性がある。妊娠中の服用は、子宮の筋肉の緊張が増幅し、流産の危険性が高まる為、セントジョンズワートのサプリメントは服用すべきでない。

   セントジョンズワートは、経口避妊薬やHIV感染症の治療に用いる、インジナビルやリトナビルなどのプロテアーゼ阻害薬、及びモノアミン酸化酵素阻害薬などの抗鬱薬、シクロスポリンなどの免疫抑制薬、ワルファリンなどの抗凝固薬、ジゴキシン、鉄剤などと相互作用する可能性がある。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コンテンツ提供 by 介護の安心ガイド