重症の慢性閉塞性肺疾患について 


   重症の慢性閉塞性肺疾患の患者は気道の分泌物を薄める良い方法がないため、脱水症を予防すれことで分泌物の粘着性を高めることが予防できる。また、呼吸訓練をすることが、気道の分泌物を薄めるのに役立つ。医師はスパイロメーターやパルスオキシメーター、また動脈血ガス分析を利用し、患者の症状、観察をしていく。
   急性憎悪になった際は、できるだけ早く医師による治療を始める必要があり、治療がうまくいかない場合など、入院治療が必要になることもある。最近感染症が疑われる場合には、7~10日ほど抗生物質の治療を行う。慢性閉塞性肺疾患に対する抗生物質の投与はよくあり、医師は急性憎悪の初期に薬を服用するよう助言する。

   酸素吸入療法を長期間続けることで、進行した慢性閉塞性肺疾患患者や、血液中の酸素濃度が著しく低下した患者がさらに長期に生存できるようになるため、長期間続けて行うのが理想的である。さらにこの治療は血液中の酸素濃度の低下が原因で起こる赤血球増加を防ぎ、慢性閉塞性肺疾患により起こる心不全を予防することができる。

   酸素吸入療法は運動時の息切れも改善できる。酸素吸入療法では自宅で主に使用できる電動の酸素濃縮気や、携帯型酸素ボンベなどの装置を使用することで、短時間の外出ができるようになり、活動的な患者に好まれている。ただし、酸素吸入療法の際は火の近くや喫煙者のそばにいくことは避けなければいけない。

   呼吸リハビリテーションは、慢性閉塞肺疾患の患者に有用だが、リハビリテーションで肺機能が改善するわけではない。プログラムは病気に関する教育、運動訓練、栄養学、また心理カウンセリングがおもな内容となっている。

   患者の日常生活の自立や生活の質を向上させ、入院の頻度や期間を減少させるため、また運動能力を高めるためのウエアロバイクやウォーキング、腕の運動のためのウエートリフティングなど病院でも自宅でも実施できる運動プログラムをおこなう。運動中に酸素吸入が必要になることもあるが、どんな運動プラグラムでもやめた途端に、改善した症状が短期間で元に戻るため、日常的な動作の際に起こる息切れを軽減するため、呼吸訓練を学ぶ。
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