軽度と重症の比較 慢性閉塞性肺疾患 


   重症のアルファ1-アンチトリプシン欠乏症の患者には定価しているタンパク質を補充するために、静脈注射が毎週必要になるため、費用が高くつく。

   55歳以下の患者には片肺移植を行うこともある。肺の上部に重症の肺気腫がある患者は、肺のもっとも重症な部分を取り除く、肺容量減少手術を行う。手術を行うことで、残った肺や横隔膜の機能が改善するが、患者は手術前に肺機能をある程度まで改善させる集中的なリハビリテーションを受けることや、半年前から禁煙をすることが必要になる。

   軽度の慢性閉塞性肺疾患の経過の見通しはよく、病気でない喫煙者と大して変わりはないが、喫煙を続けることで症状はまた悪化する。中度~重度の気道の閉塞がある場合は経過の見通しは悪化の一途をたどることになる。 

   重度になると、10年以内に95パーセントが、呼吸不全や肺炎、気胸、不整脈、肺塞栓症などが原因で死亡する。 慢性閉塞性肺疾患の患者は喫煙者より肺がんになるリスクも高いといえる。

   慢性閉塞性肺疾患が進行した患者は、日常生活や治療の際に必ず介助が必要である。急性憎悪を起こした末期状態の患者には、気管内挿管と人工呼吸器が必要である。患者がどんな治療を望んでいるか、医師と家族が検討し、患者の希望を尊重することが重要であるため、医療関係者の協力を経て、事前指示書を作成することが、患者の希望を確実に実現できるいい方法である。
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