喘息について 


   喘息とは、気道が特定の刺激に反応し、可逆的にせまくなる病気で、アメリカの喘息患者は1800万人を超え、さらに増え続けている。喘息は幼児期に発症することが多く、成長と発育を妨げることがあるが、成人また高齢になってから発症することもある。
   子供の喘息が増えている理由として、子供にワクチンや抗生物質を多く使用するようになったことで、体内の感染症に対抗する特殊なリンパ球の働きが、アレルギー発生を促すような化学物質を出すように変化したと考えられている。また、子供が室内で過ごすことが増えたため、空気の通りの良くない生活にてアレルギーを引き起こす物質を吸いこむ確率が高くなったとも考えられているが、まだ解明はされていない。

   喘息の大きな特徴は肺の気道といわれる気管支の閉塞で、受容体と呼ばれる気管支の細胞表面にあり、細胞外の物質や光を受容する物質がその部分の筋肉を収縮させるよう刺激を送り、空気が流れる量が変化することで、気道の筋肉が収縮する。

   コリン作動性及びペプチド作動性受容体が異常に過敏になることで、気道の筋肉を必要でない時に収縮させてしまうことで気道が閉塞される。気道内部にある肥満細胞は気管支全体に分布しており、平滑筋を収縮させて、粘液分泌を増加、特殊な白血球をその領域内に集める働きをもつヒスタミンなどの物質を放出することで、特に気道が狭くなる原因と考えられている。

   喘息発作で、気道の表面層が損傷を受け、細胞がはがれおちることで、気道が更に狭くなり、肺へ空気を出し入れするのが困難になるが、喘息で見られる気道閉そくは適切な治療また、自然治癒で回復可能である。
   喘息患者にはアレルギーの原因となるアレルゲンを吸いこむことで、通常影響を与えないような花粉、チリダニのフンや死骸、羽毛などの刺激に反応し、気道の狭窄が起こる。アレルギー性喘息は、アレルゲンが肥満細胞の表面で抗体の1種である免疫グロブリンEと結びつくことで、化学物質が放出され喘息を起こす。

   食べ物に対するアレルギーで喘息を起こすことは少ないが、まれに特定の食べ物に過敏な人に重症の喘息発作が起こることがある。また、たばこの煙や冷たい空気、ウイルス性感染症などから喘息発作を起こすこともある。喘息患者は運動後やストレスや不安などから気管支収縮を起こすこともある。
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