喘息発作について 


   喘息発作はごくたまに短時間の息切れがあるだけの人や、常に咳や喘鳴があり、アレルゲンなどによりひどい発作を起こす人など、頻度や重症度は様々である。喘息の発作は、治療薬の効果が薄れて、気管支収縮を抑える力が弱い早朝によく起こる。

   ぜんそく発作は息切れ、咳、喘鳴を伴い、胸が締め付けられる感じになり、数分で治まることもあれば、数時間、また数日間続くこともある。特に子供の場合は、胸や首のかゆみが初期症状としてでることもある。

   喘息の発作で息切れがひどくなると、極端に不安な気持ちになることから、発汗、脈拍が速くなり、胸に激しい動悸を感じることがある。重症の喘息発作では、患者が呼吸を止めない限り、2,3言ほどしか話すことができず、空気がほとんど出入りしないために、意識障害、昏睡、チアノーゼなどを起こすことがあり、酸素の供給が低下している兆候がある場合は救急治療が必要である。

   自分で発作への応急措置ができずに意識を失う患者もまれにいるが、その可能性がある際は緊急医療カードを常に身につけ、いつでも救急車を呼べるよう携帯電話を持つとよい。まれに肺胞が破れることによる自然気胸では、胸痛・呼吸困難など息切れを著しく悪化させるために、胸膜腔内にチューブを挿入し、空気を抜き、つぶれた肺をまた膨らませる治療が必要になる。 喘息の診断には患者が訴える特徴的な症状や肺活量計を使った肺機能検査で判断する。肺活量計はスパイロメーターとも呼ばれ、気道の閉塞の程度を調べるときと、治療の効果を確認するときに使用される。

   また、ぜんそくの症状を自宅で記録するために、ピークフローメーターという小型の持ち運び用器具を用いて、最大呼気流量を測定する。皮膚テストでアレルギー反応が起きても、そのアレルゲンが必ず喘息の原因になるということではないため、喘息を起こす原因を特定するのは難しく、アレルギー検査や放射性アレルゲン吸着試験などを行い、アレルギーの程度を調べることもある。

   また運動誘発性喘息の検査ではトレッドミルという速度と傾斜が変化する機械を使用、自転車エルゴメーターを使用した運動の前後にスパイロメーターで1秒間の努力肺活量を測定することで、診断をする。喘息の診断には、胸部X線はほとんど役に立たないが、ほかの病気が考えられる場合や、重度の喘息のために集中治療室での治療が必要な際はX線検査を行うことがある。
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