肺スキャンについて 


   肺スキャンは通常、肺換気スキャンと組み合わせて行う。肺換気スキャンは、ごくわずかな放射性物質を含んだからだに無害なガスを吸入し、ガスが肺胞に広がっていく様子を映し出し、二酸化炭素が放出され、酸素を取り込んでいる領域の画像が映し出される。このスキャンの結果を肺血流スキャンの血流パターンと比較し、換気と血流に違いがあるかにより、肺塞栓症かどうか診断できる。
   肺動脈血管造影法という肺塞栓症を診断する決定的な検査法がある。これは他の検査に比べ、不快感があるうえ、多少危険でもある。おもに他の検査法で肺塞栓症と診断できなかった場合に行われることがあり、X線画像上で観察できる造影剤を肺動脈に注入する。肺塞栓症は動脈内の1部がかけた陰影となり現れる。

   CT検査のうちの一つ、CT血液造影法も正確な検査法であるが、肺動脈血管造影法の設備がないなど、何らかの理由で実施できない場合に行われる。脚の静脈内の血液の塊を確認するために超音波検査を行い塞栓が最初にできた場所をみつける。また、Dダイマー検査という血液検査を行い、肺塞栓症を病気の候補から除外することもある。
   肺塞栓所は命にかかわる病気である上、治療法もかぎられていることから、肺塞栓症になるリスクの高い人ではできるたけ活動的に動き回るよう予防策を試みることが必要である。手術後の高齢者の患者は、弾性ストッキングを履くことや、なるべく早くベットなどから起き上がり歩くことで、血液のかたまりが生じる危険性を減らすことができる。

   脚を動かすことができない場合は、周囲的な加圧装置を用いて血液を動かすようにするが、股関節やひざの手術を受けた患者はこうした装置では不十分であるため抗凝固薬が投与される。最も広く使用される抗凝固薬はヘパリンで、特に下肢へお大規模な手術のあとにふくらはぎの静脈内に血液のかたまりができるのを予防できる。肺塞栓症になるリスクが高い入院患者はヘパリンの少量投与で効果がある。

   少量のヘパリンを手術直前と手術後歩き回れるようになるまで、皮下注射をする。ヘパリンは少量であれば大きな出血性などの合併症を起こすことはないが、築く知から血がみじみでる程度の軽い出血が増加することがある。また、少量のへパリンは脊髄や脳の手術の際にも投与される。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コンテンツ提供 by 介護の安心ガイド