気管支拡張症の治療


   気管支拡張症の治療は、粘液の炎症症状の軽減するために、吸入ステロイド薬などの抗炎症薬や粘液溶解薬を投与、粘液を吐きだしやすくするための体位ドレナージや軽打法、また気道の閉塞を穏和するために気管支の閉塞部分を特定し、損傷がひどくなる前に気管支鏡検査を行い、肺の一部を手術で除去するなど、再感染している患者や多量の喀血がみられる患者に、気管支動脈塞栓術という方法を利用することもある。

   また、喀血や血中の酸素濃度の低下を予防するために、酸素吸入療法を行うこと、呼吸不全、肺性心といった合併症の予防にステロイド薬、また気管支拡張薬と併用し投与するなどの治療法がある。咳止めは症状を悪化させることがあるため、使用してはならない。

   感染症は理学療法により、抗生物質、気管支拡張薬などを使用し、分泌物を吐きだしやすくする。特に嚢胞性線維症の患者には再感染を予防するため、抗生物質を長時間投与する必要がある。

   進行した気管支拡張症の患者には肺の移植が行われることがある。患者のほとんどは嚢胞性線維症も進行している。心臓と肺、また療法の肺を移植した場合の5年生存率は65~75パーセントとされている。

   肺が取り込むことができる空気量及び、1回の呼吸で肺が出し入れできる空気量と速さにより測定される肺機能は通常6か月以内に改善、少なくとも5年は改善した状態が続く。

   気管支拡張症の患者は感染症やその他の合併症をどれだけ予防または、治療できたかにより経過の見通しが変わってくる。 

   慢性気管支炎、肺気腫、肺高血圧症などの全身に悪影響を及ぼす思い病気の新たな発症は予防や治療の効果を減少させて、患者の経過の見通しを悪化させる。 
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