肘部管症候群の症状と治療 


   肘部管症候群は、尺骨神経麻痺とも呼ばれる肘部の尺骨神経に圧迫が生じて起きる障害のことである。
   尺骨神経と呼ばれる神経は、肘の皮膚表面の近くを通っているため、簡単に障害を起こす。
   障害の原因としては、ひじを何度のついたり、肘を曲げたままの状態が長時間に渡ったりと特に無理をしたわけでもなく障害をおこす。
   野球のピッチャーなどは、スライダーのように球を投げる際、腕を過剰にひねる必要があるので肘部管症候群になりやすいようである。

   場合によっては、異常な骨増殖の影響で障害されることもある。
   肘部管症候群の症状は、肘に痛みといびれ、薬指と小指に針で刺すようなチクチクした感じを受けるようである。
   肘部管症候群は進行するにつれて薬指と小指の筋力が衰退していく。
   尺骨神経は、手の小さな筋肉の大部分をコントロールしている為、筋力低下のために、親指と人差し指を使って物を持ったりすることが難しくなってくる。
   肘部管症候群も重度の慢性的な症状を現わすようになると筋肉が委縮したり、手がかぎ爪状の変形を起こす場合がある。

   肘部管症候群は、神経伝導試験を行うことで神経のどの部分が障害を負っているのか正確な位置を知ることができる。 肘部管症候群は、軽症の場合であれば、夜の間などに肘が極端に曲がってしまうのを防ぐ為に、そえ木などで固定を行う理学療法をし、負担が肘にかからない様にする治療を行うことになる。
   肘用のパットを使用することも効果的であるが、この様な治療を行っても改善が見られないようであれば、尺骨神経の圧迫を取り除き、神経を肘の後方から正面側へ移動する手術が必要となる。
   手術は、神経の圧迫が重度の場合にも有効である。
   肘部管症候群の手術での成功率は85%程である。
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