エネルギーの必要量 


   エネルギーの必要量は、年齢、性別、運動量によって1日1000kcalから4000kcal以上まで幅があるが、普通は、座っていることが多い女性、年少児、高齢者の場合、体重を維持するのに1日1600kcalが必要である。
   年長児、活動的な成人女性、座っていることが多い男性は、1日約2000kcalが必要だ。
   活動的な思春期の少年や若い男性は、約2400kcalが必要である。
   しかし、カロリー摂取を24時間で区切って1日の摂取量として考えるのは、便宜的なものに過ぎない。
   また、体が必要とする量は、そのときどきの活動によって異なる。
   活発な活動、特に有酸素運動をすると必要量が大幅に増加し、活動性が低下すると、必要量は減少する。

   カロリーの摂取量が体の必要量に対して不十分だと、体は肝臓や筋肉に蓄えておいた炭水化物を使いはじめ、体は炭水化物を素早く消費し、炭水化物が使われると水分も排出されるため、体重の減少は最初のうち急速に進む。
   しかし、体には少量の炭水化物しか蓄えられていないため、短期間しかエネルギーを供給できない。
   体は次に、蓄えておいた脂肪を使う。
   脂肪をエネルギーに変換するのには時間がかかるので、体が脂肪をエネルギーとして使うようになると、体重の減少はゆっくりと進むようになる。
   しかし、蓄えられた脂肪の量は炭水化物よりずっと多く、大半の人で長期間にわたってエネルギーを供給できる。

   極度のエネルギー欠乏が長期間続くときだけ、体はタンパク質を分解し、普通の栄養状態の人がエネルギー源となる食物をまったく摂取せず、完全な飢餓状態になると、8~12週間で死に至る。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コンテンツ提供 by 介護の安心ガイド