ビタミンB12欠乏と悪性貧血の恐怖 


   貧血になると、肌が青白くなり、脱力感が生じ、疲れやすくなる。
   重度の貧血では、息切れ、めまい、心拍数の増加が生じる。
   特に60歳以上の人では、貧血がみられなくても神経障害を引き起こすことがあり、腕より脚に早い段階で影響が出る。
   手足にピリピリした感覚が生じ、脚、足、手の感覚が失われ、生理的なふるえが生じ、位置感覚も失われる。
   軽度から中等度の筋力低下が起こり、反射が失われ、歩行が困難になる。
   意識障害、過敏、軽いうつがみられる場合もあり、ビタミンB12欠乏症が進行すると、意識の混濁や妄想症が生じ、痴呆などの精神機能障害がみられる。

   血液検査で巨大な赤血球が見つかると、ビタミンB12欠乏症が疑われ、欠乏症が疑われる場合には、血液中のビタミンB12濃度を測る。
   高齢者でビタミンB12欠乏症が確認された場合には、胃の酸性度が低いなどの吸収が不十分になる原因は普通は深刻ではないため、他の検査は行わない。
   若い人の場合には、内因性因子に焦点を絞った検査を行うなどで原因を突き止め、原因がはっきりしない場合には、シリング検査を行う。ビタミンB12欠乏症や悪性貧血の治療では、ビタミンB12を補充。神経障害による症状がある場合には、注射でビタミンB12を投与する。

   ビタミンB12値が正常に戻るまで、数週間にわたって毎日または毎週行う。
   その後は、欠乏症の原因疾患が改善するまで、毎月1回無期限に続ける必要がある。
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