虫歯予防に一役かう成分 


   フッ化物のほとんどは骨と歯にあり、フッ化物は健康な骨や歯の形成に必要である。
   適正なフッ化物(フッ素)の量を利用したむし歯予防は、現在のむし歯予防法の中で安全であり、他の方法より簡単に効果が得られ、本人の努力が少ない方法なので、主なむし歯予防法として勧められている。
   フッ化物(フッ素)は歯質の強化をもたらす働きがあり、その効果は、耐酸性の向上(エナメル質の結晶構造(ハイドロキシアパタイト)がフルオロアパタイトという酸に強い結晶構造になり、強い歯質をもたらす)、再石灰化の促進(カルシウムやリン酸が歯に再付着し、エナメル質の初期のむし歯を回復する働きを助ける)、抗菌・抗酵素作用(細菌(むし歯の原因のばい菌)の出す酵素を抑制し、歯を溶かす酸の生成を抑制したり、抗菌作用を示す)、結晶性の向上(エナメル質の結晶構造(ハイドロキシアパタイト)が不完全な部分を修復し、より強固な結晶構造にする)などがある。

   フッ化物欠乏症は、むし歯や骨粗しょう症を引き起こす。
   上記にも記載したが、十分なフッ化物の摂取はむし歯を防ぎ、骨を強くする。
   飲料水にフッ化物を添加し、フッ化サプリメントを用いることにより、むし歯になるリスクは著しく減少する。
   フッ化物過剰症は、飲料水に高濃度のフッ化物が自然に含まれている地域に住む人は、フッ化物を摂りすぎてしまう。
   これはフッ素症と呼ばれている。
   フッ化物は歯、特に永久歯に蓄積する。
   歯のエナメル質の表面にチョークのように白い不規則な斑点が現れ、エナメル質がまだらに変色し、表面がでこぼこになることもある。

   これは見た目に影響を及ぼすだけで、むし歯に対するエナメル質の抵抗力はむしろ強くなる。 歯のフッ素症は、6ヶ月から5歳までの歯の発生期にフッ化物を過剰摂取すると生じる。
   口腔に萌出した歯には、発生しない。
   歯のフッ素症は通常永久歯に発生し、ときおり乳歯にも発生する。
   歴史的にコロラド褐色斑(Colorado stain)、斑状歯(Mottled tooth)、歯牙フッ素症との呼び名も残っている。
   フッ化物は骨にも蓄積し、まれに、長期間にわたってフッ化物を摂りすぎると、密度は高いけれどもろい骨、脊椎の異常な骨の成長(棘突起)、靭帯(じんたい)のカルシウム蓄積(石灰沈着)による肢体不自由の原因となる。
   フッ化物過剰症の診断と治療法は、症状に基づいて診断する。
   治療としては、フッ化物の摂取量を減らす。
   例えば、水にフッ化物が多く含まれている地域に住む人は、その水を飲まないようにし、フッ化物サプリメントも摂るべきではない。
   子供には、フッ化物入りの歯みがき粉を飲みこまないよう指導することなどがある。
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