ヨウ素について 


   ヨウ素は、ナポレオン戦争の際、海藻から火薬を製造しているときに偶然発見された元素で、ヨードと呼ばれることもある。
   ヨウ素は食品から色々な形態で摂取され、そのうち、ヨウ素イオンは胃と小腸でほぼ完全に吸収される。
   その他の形態のヨウ素は消化管で還元されて吸収される。
   体内のヨウ素のほとんどは甲状腺にあり、甲状腺のヨウ素は、甲状腺ホルモンの形成に必要である。ヨウ素は、海産物等に多く含有されているミネラル分であり、海産物をほとんど摂取しない人に稀にヨウ素欠乏を下人とした甲状腺腫が発生する場合がある。

   ほとんどの国で、ヨウ素はヨウ化物として食卓塩に添加されているため、ヨウ素欠乏症はまれである。
   ヨウ素が欠乏すると、甲状腺ホルモンの形成に必要なヨウ素をより多く取りこもうとして甲状腺が肥大し、甲状腺腫を形成する。ヨウ素欠乏症は、甲状腺の働きが不十分な甲状腺機能低下症と同様の症状を起こす。

   成人では、皮膚の浮腫、しゃがれた声、精神異常、皮膚の乾燥やひび割れ、傷んで薄くなった毛髪、体重増加、疲れやすくなる、低血圧になる、などの症状がある。
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