高マグネシウム血症に要注意


   低マグネシウム血症では、血液中のマグネシウム濃度が非常に低くなる。
   低マグネシウム血症の原因のほとんどが、飢餓などで食物の摂取量が減少することや、腸の吸収不良である。
   大量に飲酒する人や頻繁に下痢をする人にもよく起こり、また、腎臓で排出されるマグネシウムの量が増えることも、低マグネシウム血症の原因になる。
   抗利尿ホルモンのアルドステロンや甲状腺ホルモンが増加すると、腎臓で排出されるマグネシウムの量が増えるため、低マグネシウム血症が生じるのだ。

   利尿薬、抗真菌薬のアムホテリシンB、癌の化学療法薬であるシスプラチンも低マグネシウム血症の原因になる。
   低マグネシウム血症の症状は、吐き気、嘔吐、眠気、脱力感、性格の変化、筋肉のけいれん、ふるえ、食欲不振がある。
   血液中のマグネシウム濃度が低ければ、診断が確定する。
   マグネシウム不足による症状があったり、或いは、マグネシウム濃度がきわめて低い場合には、マグネシウムを補充する必要がある。
   普通は、少量のマグネシウム水酸化物を経口で摂取するか、筋肉または静脈に注射で投与する。

   高マグネシウム血症では、血液中のマグネシウム濃度が非常に高くなり、腎不全患者でマグネシウム塩を摂取している場合や、マグネシウムを含む薬の投与を受けている場合にのみ発症する。
   高マグネシウム血症の症状には、脱力感、低血圧、呼吸障害がある。重症の場合には、心停止が起こることもある。
   血液中のマグネシウム濃度が高ければ、診断が確定し、重度の高マグネシウム血症の場合は、グルコン酸カルシウムを静脈内投与する。
   利尿薬の静脈内投与によって、腎臓でのマグネシウム排出量を増やすことができるが、腎臓がうまく機能していない場合には、透析が必要になる。
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