味覚障害と免疫系の低下 


   亜鉛欠乏症の初期症状は食欲の減退で、乳児や小児では成長の遅れがみられる。他の症状としては、毛髪がところどころ抜ける、味覚および嗅覚の障害、皮膚炎、夜盲症がある。
   男性の場合には、精子をつくる能力が低下する。
   体の免疫系と傷を治す力が弱くなってしまう。腸性肢端皮膚炎にかかっている乳児の場合には、普通は離乳後に亜鉛欠乏症の症状が現れる。
   ダイエットなどで食事量が少ない状態が続いたり、偏った食事をしていると、亜鉛不足が原因の味覚障害になる可能性があり、近年とくに若い女性での亜鉛不足が心配されている。

   また、高齢者での亜鉛不足は、床ずれの回復が遅れたり免疫力の低下につながるといわれている。
   偏った食事で亜鉛が不足しないように心がける必要がある。
   医師は、患者の食生活、症状、亜鉛サプリメントに対する反応に基づいて亜鉛欠乏症を疑う。
   亜鉛過剰症は、亜鉛を摂りすぎるというケースはめったに起こらないが、たいていの場合、亜鉛メッキの容器に入った酸性食品や飲料を摂取したことが原因で起こりえる。
   症状は、口の中の金属味、吐き気、嘔吐、下痢がある。

   1グラム以上(1日あたりの推奨栄養所要量の約70倍)の摂取は致死的である。
   職場などで亜鉛酸化ガスを吸いこむと、呼吸が速くなって発汗と脱力感が起こる。
   これは金属熱と呼ばれていて、長期間にわたって多量の亜鉛を摂取すると、銅の吸収が低下し、免疫系が損なわれる。
   医師は、患者の食生活と症状に基づいて亜鉛過剰症を疑う。
   治療は、亜鉛の摂取量を減らすことである。
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