肥満による数々の障害


   小児期に肥満だった場合は、成人後も肥満になりがちで、乳児期から小児期の初期にかけて体重が増えるときに、新しい脂肪細胞が形成されるからである。
   閉経後は多くの女性が太る傾向にあり、薬の中には、体重増加を促進するものが多数ある。 重度の肥満になると、体が重いために奇妙な歩き方になり、脚と脚の間が広がって歩き方が安定せず、関節が圧迫される。
   その結果、腰、ひざ、足首などに変形性関節症が生じ、さらに悪化して歩行がいっそう困難になる。

   腰痛や疲労感が常にあり、これにより、体を動かさなくなり、日常的な運動量も減少する。
   また、特に激しく動かなくても呼吸が苦しく、すぐに息切れがする。
   肥満の人は心不全が起こりやすくなる。br>   また、女性の場合は乳癌、子宮癌、卵巣癌、男性の場合は結腸癌、直腸癌、前立腺癌が、肥満している人に多くみられる。br>   減量した人の大半が3年ほどで元に戻ってしまうが、繰り返していると健康上の問題が生じるのではないかという心配は根拠がなく、体重を減らす努力をやめる理由にはならない。

   カロリーの摂取量を減らすか、体の運動量を増やして、より多くのカロリーを燃焼させるようにするのが一般的で、普通はその両方を行う。
   肥満治療用の新薬が現在開発中だ。
   BMIが40を超える重度の肥満の場合には、手術による治療が適している。
   手術には主に2種類あり、垂直結合の胃形成手術や胃のバイパス手術である。
   減量は最初のうちは急速に進み、その後は次第にゆっくりとしたペースになり、2年ほど続く。 減量後の体重は、何年にもわたって維持できる。
   減量により、高血圧や糖尿病など、肥満に関連した合併症が大幅に改善し、気分、自尊心、自分の体に対するイメージ、日常の活動性、仕事に対する意欲、積極性も向上する。
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