特発性器質化肺炎の症状


   特発性器質化肺炎は、別名、器質化肺炎を伴う特発性閉塞性細気管支炎とも呼ばれている。特発性器質化肺炎の特徴的症状は、肺炎に似た症状が急速に発症し、肺の炎症と、細い気道及び、肺胞をふさぐ瘢痕化である。

   特発性器質化肺炎の発症原因は不明で、40~60歳の間に始まり、男女ともに同じように発症する。発症前には約40パーセントの人はせき、発熱、疲労感などインフルエンザに似た風邪症状がみられる。普通の検査や診察ではとくに目立つ異常は見つからないが、聴診器をあてると、ベルクロラ音が聞こえる。肺機能検査や血液中の酸素濃度も数値が低下しているのを確認できる。

   胸部X線検査では、肺炎によく似た両方の肺に広範囲に広がる白い斑点が特徴となり、診断される。白い斑点は病状が持続または進行するにつれ、肺のある場所から別の場所へ移動しているように見える。またCT検査を行い、診断を確定する。たいてい、CT検査で診断に十分な特徴ある所見がえられるため、それ以上の検査は行うことはないが、サンプルを必要とする際、気管支鏡を用いた肺生検や手術により採取することもある。患者の半数以上はステロイド薬の服用で回復する。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コンテンツ提供 by 介護の安心ガイド