中性脂肪値が非常に高くなると・・・ 


   中性脂肪値が非常に高くなると、肝臓や膵臓が肥大し、膵炎になるリスクが高まり、膵炎は激しい腹痛を起こし、ときに死に至る。

   LDL(悪玉)コレステロール値が高いとアテローム動脈硬化になるリスクが高く、中性脂肪値が高いと心臓発作や脳卒中のリスクが高まるかは不明で、同時にHDLコレステロール値が低い、糖尿病や腎疾患などの疾患がある、家族や親戚にアテローム動脈硬化になった人が多数いるなどの条件が重なると、心臓発作や脳卒中のリスクが高くなる。

   診断は、総コレステロール値、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値、中性脂肪値は、血液検査で測定する。
   脂質濃度が非常に高い場合、特別な検査を行い原因疾患を特定する。
   原因疾患は、遺伝性高リポタンパク血症、甲状腺機能低下症などがある。

   治療は、脂肪やコレステロールが少ない食事をすること、LDLコレステロール値を下げること、太っていたら減量する、喫煙者はタバコをやめる、脂肪やコレステロールの摂取量を減らす、運動量を増やす、そして必要であれば脂質低下薬を服用するのが最善の治療法だが、脂質低下薬による治療を行うかは、患者の脂質濃度だけでなく、冠動脈疾患や糖尿病ではないか、冠動脈疾患になる他の主な危険因子が無いかにより異なる。

   遺伝性高リポタンパク血症がある場合の場合、まれな疾患だが、家族性高カイロミクロン血症では、血流からカイロミクロンを取り除くことができず、中性脂肪値が非常に高くなる。
   治療しないと、1000mg/dLより大幅に高くなることが時にある。
   家族性高コレステロール血症では、総コレステロール値が高くなり、重い疾患で、およそ500人に1人の割合で発症。

   家族性複合型高脂血症では、コレステロール値と中性脂肪値のいずれか、または両方が高くなるが、この疾患を発症する割合は約1~2%だ。
   家族性異常ベータリポタンパク血症(III型高リポタンパク血症)では、VLDLコレステロール値、総コレステロール値、中性脂肪値が高くなり、血液中に異常な型のVLDLがたまることが原因である。

   家族性高中性脂肪血症では、中性脂肪値が高くなり、この疾患は約1%の割合で発症する。 重度の混合高リポタンパク血症では、中性脂肪値が非常に高くなり、重症例はまれで、中性脂肪を適切に代謝して余分な分を排出するという機能が低下する。
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