体内水分の増減 


   人は普通、失った分を補うのに十分な量の水分を飲むことができるが、嘔吐や激しい下痢が続いた場合には、失った分を補えるだけの水分を飲むことができず、脱水になることがある。
   また、錯乱、意識喪失、体の動きが制限されるような状況では、十分な水分を摂取できなくなる場合がある。
   嘔吐が続いたり激しい下痢が起こったりすると、1日に4リットル以上の水分が失われる。

   ナトリウムやカリウムなどの電解質は、体内の水分に溶けこんでいて、水分バランスと電解質バランスは密接に連動している。
   体は、血液中の総水分量と電解質濃度を一定に保つように働く。例えば、ナトリウム濃度が高くなると、のどが渇き、水分の摂取量が増え、更に、のどの渇きに反応して、腎臓に働きかけて尿の量を少なくするホルモンが脳から分泌される。
   このような仕組みが組み合わさって、血液中の水分量が増加する。
   その結果、ナトリウム濃度は低下し、ナトリウムと水分のバランスが正しく保たれる。
   ナトリウム濃度が非常に低くなると、腎臓から排出される尿の量が増えて血液中の水分量が減り、それによってバランスが保たれるのだ。
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