むくみに注意 


   水分過剰がゆっくりと起こった場合には、脳細胞は適応する時間的余裕があるので、症状はほとんど起こらないが、急激に起こった場合には、錯乱、けいれん、昏睡が生じる。
   水分過剰は、腎臓が正常に尿を排出できない場合によくみられ、例えば、心臓、腎臓、肝臓に異常がある場合だ。水分過剰は、抗利尿ホルモン分泌異常症候群(SIADH)からも生じる。
   この症候群では、脳下垂体が抗利尿ホルモンを分泌しすぎて、腎臓が水分の排出を抑えてしまうのである。
   水分過剰と過剰な血液量を区別する必要があり、血液量が正常で水分過剰の場合には、普通は余分な水分が細胞内へ移動し、浮腫は起こらない。
   水分過剰で血液量も過剰の場合は、余分なナトリウムがあるので、水分が細胞内へ移動できなくなるが、代わりに、余分な水分が細胞周囲にたまり、胸部、腹部、脚の下部の浮腫を起こす。 自分で過剰かどうかの判断をする目安は「むくみ」である。
   朝起きたとき顔がむくみがちであったり、夕方足がむくむ方は水分に注意する必要があると思った方が良いだろう。

   水分過剰はその原因にかかわらず、たいていの合、医師の指示の下で水分摂取を制限しなければならないのである。
   摂取量を1日1リットル以下に制限すれば、普通は数日間で改善する。
   原因が心臓、肝臓、あるいは腎臓の疾患の場合には、ナトリウム摂取量の制限(ナトリウムは水分を体内にとどめる働きをする)が有効である。
   尿の排出量を増やすために、利尿薬が処方されることもある。
   一般に、利尿薬は過剰な血液量を伴う水分過剰の場合に有効だ。
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