足底筋膜炎の症状と治療 


   足底筋膜炎は、かかとの骨の下側と母指球をつないで、歩いたり走ったりする際のばねの役割を負っている足底筋膜が炎症を起こした状態である。
   足底筋膜炎という名前は筋膜の炎症というところきており、筋膜に炎症がおこったと思われがちではあるが、実際には、炎症というよりも繰り返し負荷が足底筋膜にかかることでおきる。
   足底筋膜は過度の負荷がかかることで断裂が生じ、これが、かかとの痛みのもっとも多い原因となっている。
   この痛みは、かかとの骨と足底筋膜がつながっている部分にもっとも多く見られるが、足底筋膜に沿った部位であればどこで痛みが生じてもおかしくはない。
   足底筋膜炎は、ランナーやダンサーに多く発症し、他にも、立ちっぱなしで何時間も仕事をしなければならない人などにもみられる。

     時には、形の違う靴に変えたときなどに発症することもある。
   足底筋膜炎が悪化する理由としては肥満や関節リウマチ、ライター症候群、乾癬、線維筋痛といったことが考えられる。
   足底筋膜炎の症状としては、朝起きて歩きだす時など、しばらく体を動かさずにいた後、足に体重をかけた時にひどく痛む。
   この場合の痛みは、歩きだしてしばらくすると一時的にではあるが無くなる。
   また、歩いたり、走ったりすることでかかとからつま先に放散している痛みを感じることもある。

     足底筋膜炎の治療は、裸足で歩かないようにし、歩幅を小さくして歩くようにする。
   これは、足底筋膜へかかる負荷と痛みを軽減する為である。
   人によっては、減量が必要となることもある。
   ジョギングなど足に負担のかかる動作を避けるようにし、矯正用具を入れた靴を履くとかかとへの衝撃が軽減され、足を上げた時にもサポートする効果がある。
   腓腹筋のストレッチを行うことで治癒が早まる可能性もある。

     この他にも粘着テープでの固定、土ふまずのアーチ部分を支える装具、アイスマッサージといった治療や、非ステロイド性抗炎症薬の使用やステロイド薬を患部に注射するなどの薬品をしようした治療法もある。
   こういった治療をおこなっても改善することがない場合には、手術により、筋膜の圧力を部分的に開放して骨棘の切除を行うことも考えられる。
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